ラボへの参加

私たちのチームに興味をお持ちの方は、理研CBSウェブページの採用情報をご覧ください。新たにメンバー(研究員、テクニカルスタッフ、パートタイムの研究補助員等)を募集する際、このページに情報を掲載します。

フェローシップを利用したラボへの参加も歓迎します。理研は基礎特別研究員という独自のフェローシップがあります(3年、毎年2月に公募開始、学振PDに比べて高待遇です)。また学振特別研究員の受け入れも随時募集しております。学振や基礎特別研究員の受け入れ先として私たちのチームに興味をお持ちの方は、下記をご一読のうえ、まずはお気軽に柴田までメールでご連絡ください。応募の前に、メールやZoomでまずは情報交換や相談をできたらいいなと考えています。学振の応募書類を書くのは大変なので、その前に環境や条件、研究プロジェクト、お互いの考え方などがわかるといいなと思うのです。マッチがないとわかれば書類を書く手間や待つ時間を短縮できるし、どんな風にマッチしそうかわかれば、応募書類も書きやすくなると期待しています。

学生の受け入れも積極的に行います。興味のある方は柴田までメールでご連絡ください。国内の学生受入については、このブログ記事が参考になります。夏季インターンシップ制度博士課程の留学生受け入れ制度もあります。

研究内容

本チームは、脳の潜在的・顕在的な情報処理過程の相互作用に主に焦点を当て、ヒトの高次認知機能や学習を支える脳基盤に迫るという目標を掲げます。これまでの研究(Publicationsページを参照)において、柴田は主に潜在過程と学習の脳基盤を対象にした研究を行ってきました。理研CBSでは、この潜在過程と学習の研究を踏襲しつつ、潜在過程と顕在過程の相互作用、そして高次認知機能に踏み込んでいきます。柴田はこれまで視覚を主に扱ってきたので視覚の実験系が比較的多いですが、認知系や運動系のおプロジェクトも複数走っています。加入いただける方のバックグラウンド次第で、他の感覚モダリティや記憶、身体運動の実験系も構築可能です。すでにさまざまな研究アイデアを準備していますが、チームの方向性に合致しておりかつ重要だと認められる内容であれば、提案も歓迎です。

現在使用予定の実験手法は、以下のとおりです。加入いただける方次第で増やしていく可能性もあります。新たに必要になる実験機材は、その都度購入予定です。

  • 知覚、認知、運動の心理物理実験
  • 眼球運動測定(Eyelink 1000+)
  • 磁気共鳴画像法(MRI)による脳計測(Siemensの3Tマシンが稼働中、GEの7Tマシンが2022年夏に稼働予定)
  • fMRIを用いたリアルタイムニューロフィードバック
  • 脳波(EEG)による脳活動計測(Brain ProductsのBrainAmpと64チャネルantiCapを使用)
  • fMRIデータやEEGデータに対する多変量解析や機械学習を用いた解析
  • 経頭蓋磁気刺激(TMS)による脳刺激 (BrainboxのDuoMagとBrainsight)
  • 計算モデルを用いたコンピュータシミュレーション
  • プログラミング言語は主にMatlab, Python, Rを使用

研究環境

  • 実験室の環境:行動実験のための防音室が10部屋あります。2つは大きめで、TMSや眼球運動計測、脳波などの大掛かりな実験に用います。あとの8つは知覚や認知のスタンダードな実験に用いる小さめの部屋です。カレンダーで時間を区切ってみんなで効率的にシェアしています。
  • MRI施設:居室のある建物の地下にMRIがあり、徒歩1分以内でMRIにアクセスできます。MRIは3TのSiemens Prismaで、心拍などの生体反応の同時計測、リアルタイムファイル処理システムなどが完備されています。また、2022年の夏にGEの7T MRIマシン稼働予定です。MRI支援ユニットがあり、MRI技術の開発やMRIデータの解析に関わるスタッフも充実しています。ビッグデータ解析のための計算機環境も完備しています。
  • 脳波施設:シールドルームと64チャネルの脳波装置を完備しています。
  • サポートスタッフ:事務関係のお仕事をしていただくチーム付きのアシスタントがラボに在籍しています。それとは別に、理研内には研究費や研究環境構築に関するサポート部門もあります。研究員の方は、ほぼ雑務なしで研究に集中して打ち込んでいただける環境です。
  • テクニカルスタッフ&リサーチアシスタント:実験を代行していただくテクニカルスタッフやリサーチアシスタントが複数名在籍しています。研究者と相談しながら割当を決め、ラボ全体でデータ計測が高速かつ効率的に行い、研究者はできるだけ研究の構想や議論、データ解析および論文書きに注力できる環境を構築しています
  • 指導体制:柴田の役割は、それぞれの研究者が持てる力を最大限発揮して研究を進めるためのサポートです。ディスカッションや技術・解析・論文指導のために十分な時間を確保します。また、さらなるステップアップのためのグラント書きやキャリアデザインについても希望に沿って適宜アドバイスします。このあたりはラボの研究員に実際はどんな感じか尋ねていただくのがよいと思います。
  • 理研CBSのメリット:理研CBSは、国際的に見ても、認知神経科学分野のトップ研究機関のひとつです。インパクトのある重要な知見を継続的に発信しているチームがいくつもあり、研究を支えるサポート体制も高水準です。ヒト・マウス・サル・計算論の研究チームが情報交換をしつつ、ノウハウを共有しながら研究を進めています。また、世界のトップ研究者によるセミナーを毎週のように聞くことができます。CBS内のポスドクアソシエーション、リトリート、サマースクールなど、人脈形成や学びの機会も数多くあります。あと、個人的な感想ですが、食堂のクオリティがとても高いです(値段も安い)。キャンパスは緑におおわれていて、散歩にも適しています。春は桜、秋は紅葉がとても綺麗です。
  • 最寄り駅の和光市駅:最寄り駅の和光市駅までは、理研CBSから徒歩で15分くらいです。和光市駅から都心へのアクセスは良好です。和光市駅は私鉄と地下鉄が通っており、15分程度で池袋まで、45分程度で銀座まで出ることができます。最近は都心で勤務する方々のベッドタウンとして注目されているようです。駅前にはスーパーなどが一通り揃っています。2020年4月に駅ビルができて、スーパーやベーカーリー、レストランが増えてさらに便利になりました。駅前を離れればすぐに静かな住宅街になり、大きな公園もあります。和光市駅周辺に住む理研職員は多いようですが、ほかにも東武東上線沿線上の成増や朝霞から電車通勤、南側の西武池袋線沿線に住んでバス通勤という方もいるようです。
  • 研究を進める上で、人間関係とか性格が合う合わないは、とても重要な要素だと思います。本腰を入れて検討する前にメールやZoomなどで情報交換をし、柴田とストレスなく人間関係を構築できそうか見極めたうえで、検討していただければと思います。僕としては、とにかくお互いにマッチがあって、お互いがハッピーになれそうだと思ったら合意のうえ決める、という心づもりです。​